2019年ＩＴ導入補助金

皆様、こんにちは（＾ω＾）
季節の変わり目は体調を崩しがちな林です。花粉症もひどい(　>д<)､;’.･　ｨｸｼｯ
さて、２０１９年度ＩＴ導入補助金の概要が発表されています。補助金サポートは元々うちの事務所は考えていませんでしたが、補助金交付申請のサポートを手がけられている先生も多いようで目下勉強中なのです。

ＩＴ導入補助金は、去年までと少し毛色が変わって補助額が上限４５０万円、下限４０万円と大幅に拡大しております。言い換えるとそれなりの投資をしないと補助は出ないということでしょう。補助率が２分の１なので、最低でも８０万円以上のＩＴツールやシステムを導入しないといけません。ＩＴ導入補助金は中小企業や小規模事業者を対象としていますから、８０万円以上の投資はかなりインパクトがあります。補助金が出るからと言って安易にＩＴツールを導入するのを抑止する効果があるのかもしれません。

今年の補助金予算は去年から大幅に減って１００億円前後と言われてますからいずれにしても審査も厳しくなるのかなと予想されます。

ＩＴ導入補助金を受け取るにはＩＴ導入支援事業者が提供するＩＴツールを導入する必要があります。しかも補助金の交付決定前に導入しても無効で、交付決定後に導入・報告する必要があります。比較的規模の大きな会計システムなどの業務パッケージを導入することになるので、本当に導入して収益アップや生産性向上につながるのか意思決定をする必要はあるでしょう。

補助金の下限が上がっているので、導入金額が妥当か検証する必要もあります。本来なら５０万円で導入できるパッケージも、提供事業者が補助金の交付を受けられるよう定価を８０万円以上に値上げする可能性もあるでしょう。補助金を受けられるからといってもそれではあまり意味ないですからね。

申請したからと言って必ずしも交付を受けられるとは限らないでしょうし（採択率は高いようですが）、ＩＴツールを導入する際はやはり内容を吟味して慎重に検討して欲しいと思います。８０万円以上のＩＴツールってなかなか限られてきますからね。

一次公募は、2019年5月27日（月）開始予定となっております。
二次公募は、2019年7月中旬開始予定となっています。今年は二次公募までのようです。